南米大陸にあり、人口は約1,000万人。日系人は1万人、そのうち県系人口は6割(6000人)と言われています。
ボリビアへの移民は戦前からありますが、沖縄戦後を機会に計画的に行われました。琉球政府が1954年から「南米ボリビア農業移民募集」を制定し、約4,000人の応募者の中から選ばれた第一次計画移民275人を乗せたチサダネ号(ロイヤル汽船)が、6月19日に那覇港南岸の軍桟橋を発ちました。滞在予定地から2度、居住地を変更せざるをえませんでしたが、1957年にはボリビア政府の認可を得て「コロニア・オキナワ」が確定しました。その後1969年の第19次移住者まで合計3,231人が琉球政府の計画移民としてボリビアに入っていきました。現在「コロニア・オキナワ」では、大豆を中心とした雑作を行い、それに畜産を組み合わせた機械化による大規模経営が行われています。また、「コロニア・オキナワ」には第1 次、第2次、第3次移住地があり、沖縄県の農地面積をも凌ぐ6万ヘクタールもの農耕面積を有するまでに発展しています。