もうひとつのオキナワプロジェクト

もうひとつの
オキナワプロジェクト

  • ●沖縄と県系ボリビアの若者による初企画
  • ●ボリビア県系人移住地入植60周年
  • ●普段は言えない、聞けないはなし

STORY

2014年、ボリビアの県系人移住地「コロニア・オキナワ」の入植60周年を迎えました。コロニア・オキナワに行かれたことがある人の大半が驚くことは日本語を流暢に話す、それも沖縄訛りに近い言葉が聞こえること。
コロニア・オキナワでは、他近隣諸国に比べて、日本語を流暢に話す人が多くいらっしゃいます。それは、1986年〜2012年まで、沖縄県が教師を派遣していたことが大きく影響していたと考えられます。

ところが、急遽、沖縄県教育委員会より派遣制度の廃止が決定されボリビアでは、日本語力の低下や、沖縄文化の継承について心配する声があがっていました。

ボリビアの青年たちは、実は自分たちの日本語能力の高さに気づいていない人も多く、海外に行ったときや近隣諸国の県系人と交流してみて「日本語能が話せてよかった」「自分よりも若い子たちはもっと話せないようになっているけど大丈夫かな」と考えるようになったそうです。

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「世界若者ウチナーンチュ大会」に参加したボリビアの青年たちとのこういった話をきいて2014年、入植60周年を記念して沖縄とボリビアの若者で祖父母の故郷「沖縄」とコロニアオキナワの2つをつなぐ意味を考え、これからの青年の活動を推進するプロジェクトが生まれました。

「コロニアオキナワ青年未来会議」のなかではネットワーク強化、アイデンティティーの継承、日本語教育などについて約65名で議論を交わしました。

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参加した青年からは、
「普段は言えないような意見を聞けた事や、言い合えたことが大きな収穫でした」といった声や「おじいの故郷、沖縄に行って沖縄とオキナワの架け橋になりたい」など。
実際に、プロジェクト終了後から、沖縄に留学や、研修、旅行なども含めて訪れるボリビアの青年が増えてることはとても嬉しいことです。また、これまでボリビアでは沖縄への県費留学生や市町村研修生のOG会がなかったのですが2015年に正式に “REQUIOS” が設立されました。

これからも沖縄とオキナワの若者に乞うご期待!


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