【#3】ニコルカうちなー日記

ハイサイ！皆さん、こんにちは！

アルゼンチン出身日系3世の比嘉ニコラスと

ブラジル出身日系４世の大工廻ルーカスです。

私たちが最も印象に残った場所の一つは、宜野湾市の佐喜真美術館です。この美術館では、丸木位里・俊夫妻が描いた「沖縄戦の図」が展示されています。県民の4人に１人が犠牲になり、国内最大の地上戦がおこなわれた、沖縄。
これらの作品は、当時洞窟（ガマ）や墓に隠れていた沖縄の人々はどのように生きようとしたのか、敵の捕虜になることの恐怖がある中でどんなものを犠牲にしたのか、どんな難しい決断をしたのかなどを描写しています。丸木さん夫妻は、リアルな感情を作品に反映させるために、さまざまな本で調べたり、生存者にインタビューしたりしたそうです。
この凄惨な戦争を生き抜いた人々の人生はどのようなものだったのか、そしてこの方々の心身の傷はどれほど深かったのだろうか。将来戦争が起こらないように過去を振り返ることは大切だと思いました。沖縄のことわざにあるように「命どぅ宝（命こそ宝）」ということを絶対忘れてはいけないと思いました。