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はいたい!事務局の又吉です(^^)

去る9月21日(木)〜22日(金)の1泊2日で、「沖縄県市町村海外移住者子弟研修生合同合宿2017」を行いました!

毎年、県内約21〜23市町村が、その市町村をルーツに持つ海外移住者子弟を、短期間(平均約3ヶ月)、研修生として受入をしています。市町村によって多少内容が変わりますが、研修生達は、この研修で、日本語の勉強をしたり、空手・三線・書道・陶芸など、沖縄や日本の文化を学んだり、地域の方々と交流したりします。

今回、海外雄飛の里・金武町主催「金武町移民の日記念事業」の事前事業の一環として行われた合同合宿に、WYUAは企画・運営として携わりました。

合宿の目的は「帰国後の母国での活動につなげる方法を考えよう」

沖縄移民の歴史や移民の父・當山久三(金武町出身)について学んだり、合宿には、計8市町村5ヶ国から17名の研修生に参加していただきました♪ 合宿の様子をお届けします(^^)


 

◆合宿1日目◆

オリエンテーション&自己紹介を済ませたあと、金武町教育委員会の玉元様より、沖縄移民についての講義がありました。WYUA学生部スタッフとして参加した県費留学生の通訳も交えながら、移民の歴史、当時の暮らし、ハワイの豚のお話などを説明していただきました。

講義のあとは、フィールドワーク!

移民の父・當山久三の像や紀念館、移民の見送りをしたと言われる「ドンタン小(どんたんぐゎ)」と呼ばれる場所(現在は交差点)などを巡りました!

そのまま、宿泊先でもある「ネイチャーみらい館」へ!

一息ついたあと、1日目後半のプログラム開始です!

研修事業の目的を考え、共有したり、帰国後の活動の事例としてペルー中城村人会の活動の紹介をしたりしたあと、帰国後の活動プランを考えました。事例紹介を参考に、「こんなイベントができるかも」「研修で習ったことを教えるワークショップがしたい」などなど、たくさんアイディアが出ました。2日目にもワークの時間を取っているので、1日目はここまで!

夕食はお楽しみのBBQ!!金武町役場の方からも美味しい差し入れもいただき、みんなでワイワイ交流でき、楽しく1日目が終わりました♩


 

◆合宿2日目◆

2日目は、研修事業の目的と1日目の振り返りをした後、昨日のワークの続きからスタートしました!1人1人が、自分の国ですること・したいことを考え、1回目のプレゼンを行いました。うるま市・北谷町・沖縄市・読谷村の研修を受け入れているヒスパニック文化センターの眞壁先生と当連合会代表の玉元より、研修生1人1人にコメント(フィードバック)をもらいました。

昼食を挟んで、午後のプログラムでは、他の研修生の発表やコメントも参考にしながら、「したいこと」として挙げたことを実現する方法まで考えながら、活動プランを再度作りました。

三線を演奏したい」だから「週2回練習する」、「沖縄料理のクラスをしたい」だから「料理の先生を探す」、「イベントがしたい」だから「SNSで呼びかけて人を集める」などなど、それぞれが具体的な方法を考えることができました。そして、最後に2回目のプレゼンをして、研修を終えました。

修了式では、合宿の振り返り、修了証書授与を行った後、各市町村から1名ずつ合宿の感想を発表してもらいました。研修生から「他市町村の研修生と交流できてよかった」「沖縄の移民を知ることができてよかった」「合宿に参加できてよかった」との感想をいただくことができ、本当に嬉しく思います。

今回の合宿では、全員が日本語を使ってワークや発表に取り組みました。日本語のレベルはバラバラでしたが、分からない表現や漢字をスタッフに聞きながら、一生懸命に取り組んでいる姿が見られました!また、今回作成した活動プランを参考に、研修事業で学んだことを自国に持ち帰り、その成果を伝えていって欲しいなと思います。来年、再来年と沖縄に研修に行きたい!と思う人が増えると嬉しいですね!そして、他の市町村研修生ともぜひ交流を続けていってくれたら嬉しいです♩

参加してくださった研修生のみなさん、1泊2日の研修お疲れ様でした!

そして、金武町役場のみなさま、眞壁先生、通訳をしてくれた県費留学生、WYUA学生部、、、ご協力してくださった全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。